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2017-01-22

神は細部に宿るということで Instagram


神は細部に宿る

「神は細部に宿る」ドイツの建築家、アビ・ヴァールブルクの言葉だと言われています。
だから、細部にこだわった写真を2枚撮ってみました。

こうやってズームしてみると、質感がリアルに伝わりますし、ふだん何気なく見ているのに気づかなかったものが見えてくるようです。

しかし、なんでも細部にこだわれば良いというものではありません。アビ・ヴァールブルクの言葉の本当の意味は、
「大切なのは全体である。全体を伝えるために細部にこだわるのだ」ということです。

ですから、写真でも文章でもすべてのものは全体をリアルに伝えるために細部にこだわらなければならないんですね。細部にこだわりすぎて、全体がなんなのかわからないようでは意味がないのです。細部に徹底的にこだわるなら、顕微鏡で見れば良いことになります。しかし、それでは全体が伝わりません。全体を伝える最適の細部(距離感)を探りながら、撮ることが大事なんでしょうね。

これは、人間観察でも同じです。その人の性格とか本質みたいなものは、些細な仕草や言動、一瞬の表情や間合いに現れます。細部を観察することで、その人が本当はどんな人なのかわかることがあります。それが「神は細部に宿る」ということです。しかし、細かいことばかりに気を取られ、その人の全体が見えなくなっては意味がありません。髪型や服装、持ち物や話し方など、細かいところだけを見てその人を判断してしまうと、間違うこともあるよってことですね。

いちごのロールケーキの写真です。さいしょ全体が写るように撮ったのですが、いちごの質感やピンク色のクリームの感じが伝わらないような気がしたんですね。
だから、スポンジケーキの部分は省いて、いちごとクリームだけにフォーカスしてみました。細部を撮ることで全体を伝えることができたでしょうか。
次に撮ったのが、チョコレートです。こちらはさいしょ透明な皿に乗せて撮りました。これだと余計なものが多く写り込んでいて、チョコレート表面のボコボコした凹凸が伝わらないと思いました。
だから、白い皿に移して撮ってみました。白い皿が光に反射してその存在を消してくれました。皿の存在が消えたことで、チョコレートの情報だけが伝わりやすくなったかなと思います。

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