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2016-11-13

不格好経営 チームDeNAの挑戦 を読んで、起業はワンピースに似ている


南場智子さんが、DeNAを創業するまでの舞台裏を書いた本です。
マッキンンゼーでビジネスコンサルタントとして働いていた、南場さんがなぜ起業することになったのか。
起業してからの苦労や経緯を、南場さんらしい明るい文体でドタバタ喜劇のように書いているビジネス書です。
「そんなに熱っぽく語るのなら、自分でやったらどうだ」
の一言で起業を決意します。
起業って、そんなものなのかというのがわたしの感想でした。
長年計画して、熟慮に熟慮を重ねて起業するのではなく、人から言われた一言で、安定したサラリーマンの職を捨てて起業に舵を切る起爆剤になることもあるんですね。
それから、南場さんは実際に起業に向けて動き始めます。
一人で起業するのではなく、同じ職場の気の合う仲間を誘います。川田さんとナベさんが仲間に加わります。
仲間を集めてプロジェクトに取り組むやり方はこの後も続いていきます。それが南場さんのやり方なんでしょうね。まるでアニメのワンピースのように、優秀で個性的な仲間が増えていき、冒険の旅が進んでいきます。
起業し始めの頃は、とにかく大変だったみたいです。
どんな組織でも最初は大変なんでしょう。南場さんたちも不眠不休で働きながら、資金難や倒産の危機をくぐり抜けていく様子が書かれています。
最初はオークションサイトとして事業を始めたDeNAですが、まったく上手くいきません。
そりゃそうですよね。今の私たちからしたら、DeNAはゲーム会社です。最初はオークションサイトの運営をしていたことを知ってる人の方が少ないでしょう。
そんな感じですから、オークションサイトの運営は大変だったみたいです。
ヤフーに先を越されるし、思うように利用者は増えないし、赤字が続きます。
そんな苦しい経営状態の時に、ひょんなことからゲーム事業に手を出すんですね。
それも、とりあえずやってみようという感じで始まります。
成功って、そんなものなんだなと、この本を読んでいて思いました。
とりあえずやってみたら大成功することもあるから、なんでも挑戦してみることが大事なんですね。そして、いいと思ったら事業を変更する勇気も必要なんだということがわかります。
ゲーム事業は大当たりし、DeNAはみんなが知ってる大企業へと成長していきます。
それまでの過程を、南場さんは面白おかしく、楽しい思い出話を語るように書いています。
そして、その成功ストーリーを自分の力で達成したという書き方はしていません。
まるで、ぜんぶ周りの仲間がやってくれたみたいに書いてます。
本当は南場さんだから出来た事業なんでしょうが、自分は何もしていないかのように書いています。
それが南場さんの魅力であり、能力なんだろうなと思いました。
確かに、DeNAは優秀な人材が多く集まってきています。それは偶然ではなく、南場さんだから集まってきたのだと思うんです。南場さんを喜ばせたい、南場さんと面白いことをしたい。そういう思いを持った人たちが集まって、DeNAは成功したのです。
この本を読んで学生時代の文化祭を思い出しました。みんなでワイワイやりながらイベントを成功させる感じに似ているんです。
事業を成功させるには、努力や運や才能も必要だけど、もっと必要なのは信頼出来る仲間であり、魅力的なリーダーなのだということを教えてくれる一冊です。
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