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2016-11-12

朝井リョウ「何者」を読んで思ったことは


朝井リョウの「何者」

朝井リョウの本は今までに3冊ぐらい読んだと思うが、この本が一番よかった。
久しぶりに心がざわついた。そんな本だった。
主人公の拓人は就職活動中の大学生です。
どこにでもいる、ふつうの大学生の視点から現代の就職戦線を描いているんだなと思いながら読み進めました。
アパートで上の階に住み、同じ大学に通う理香と隆良が登場します。
就活に一生懸命なんだけど、必死すぎて空回りしまくってる理香。
就活なんて興味ないふりをしながら、コソコソ就活に励む隆良。
どちらも、よくいるタイプです。俗に「痛い」と言われる人たちです。
「ああ、こういうタイプ、自分の周りにもいるよね」と拓人に共感しながら読み進めます。
そして物語のさいごに、読者は作者朝井リョウに裏切られます。
「お前は、理香や隆良のことを笑えるのか」と問い詰められます。
この本を読んで、拓人に共感してたお前は「何者」なんだよと言われてしまいます。
そこで読者は、やっと気づかされるのです。
人のことを上から目線で評価して、何も行動してないのは自分自身ではないか。
一生懸命のなにが悪い。空回りしてなにが悪い。カッコつけてなにが悪い。人生の傍観者を気取っている奴を傍観しているお前が、一番痛いんじゃないのか。
だから、わたしはこのブログを書こうと思いました。
一生懸命やっている人を上から目線で批評するのはやめようと決めました。
空回りでもいいから、必死に行動してみようと思います。
そんな気持ちにさせてくれた本です。
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